診療放射線国家試験はどうやって勉強するのがいいの?
今回は、こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 使用した参考書
- 学習方法
- 学習方法を実践してどうなったか
診療放射線技師国家試験の勉強は、早くから取り組むほど有利です。
普段の学校の授業が国家試験の勉強に繋がるのですが、国家試験へ受かるのに確実なのは過去問を解くこと。
しかし、早くから過去問に取り組んでも勉強の仕組みを構築していなければ短期記憶となってしまいます。
この記事では、勉強の仕組みを構築し効率的に診療放射線技師国家試験に合格する方法をお伝えします。
この勉強法で本番前には余裕を持ち、大学トップの点数で合格することができました。
勉強法のメリット
- 一度やったことが無駄にならない
- 隙間時間を利用して効率よく学べる
- 日頃の授業がより、理解できるようになる
- 早く始めるほど有利(1学年からでも活用できる)
それでは、説明していきます。
参考書
私が使用した参考書は以下の3つです。
・診療放射線技師ブルーノート
・診療放射線技師イエローノート
・診療放射線技師国家試験完全対策問題集
ブルーノートやイエローノートは要点がしっかりまとまっており、非常に見やすいです。
似たような参考書に「合格!Myテキスト」がありますが、ブルーノートやイエローノートのほうが私は読みやすく感じました。
完全対策問題集は、過去問集の中でも一番解説が詳しい問題集だと思います。
科目ごとに問題が掲載されているため、反復しやすく効率よく勉強できます。
学習方法
それでは、具体的な勉強法をご紹介します。
①枠組みを理解する
まずは、枠組みを理解します。
以下のようなこと枠組みを理解することとしています。
- 診療放射線技師国家試験にどんな科目があるのかを知る。
- 各科目ごとにどのようなカテゴリがあるかを知る。
例えば、生物学(科目)には、直接作用と間接作用など(カテゴリ)があります。
枠組み確認は「ブルーノート」や「イエローノート」で確認することができます。
科目とそれぞれのカテゴリを認識することで、枠組みを理解していきます。
何回かブルーノートやイエローノートを読むと、徐々に枠組みを理解できます。
カテゴリを意識するメリットは、暗記効率を上げるためです。
日ごろの授業でやっているところが「どのカテゴリなのか」を理解することで授業の理解度も上がります。
②診療放射線技師国家試験完全対策問題集を解いていく
続いては、完全対策問題集を解いていきます。
精査問題を科目ごとに解いていきます。
これにより、カテゴリをそれぞれ詳しく理解できます。
イメージとしては、枠組みに知識を入れ込むようなイメージです。
この時に必ず以下のように問題を解いていきましょう。
- まずは問題を読む。
- 問題のカテゴリをブルーノートまたはイエローノートで探す。
- そのカテゴリ部分を詳しく読み、理解する。
- 問題の答えを考える。
- 解説を読む
- 解説に書かれている内容で、ブルーノートやイエローノートに書かれていないことを該当のカテゴリページの空白に書き込む。
- 完全対策問題集の解説部分にブルーノートやイエローノートの該当カテゴリページ番号を書き込む。(問題の選択肢ごとに書きます。)
上記のことを1問ずつやっていきます。
ここで大事なのは、⑥、⑦で必ずブルーノートやイエローノート、完全対策問題集の該当する場所に書き込んでいくことです。
一度暗記しようとするだけでは、忘れてしまいます。
書き込んでおくことで後から見返しやすくなり、反復して暗記しましょう。
実際にやってみてどうであったか
上記なような作業を行ってどうなったかを説明します。
枠組み理解前
初めは、1問に時間がかかってしまいきつく感じることもありました。
枠組みを理解していない分、ブルーノートやイエローノートの該当ページを探すのに時間がかかります。
しかし、解いていくうちに枠組みの理解が上がっていき、すらすら進めることができるようになっていきます。
枠組み理解後
枠組みが構築されると、問題を解くときに「あのカテゴリのあの文章の部分」というようにブルーノートやイエローノートの該当ページまで簡単に行きつけるようになります。
また、枠組みを理解することで暗記効率も上がります。
また枠組みを理解すれば、日頃の授業内容が、どのような部分なのかを理解できやすく、定期テストの勉強も効率よく行うことができます。
授業の内容で、ブルーノートやイエローノートに書かれていないことを、該当するカテゴリページに書き込んでいくのも効果的です。
問題集を1度やり終えると
この勉強法の良いところは、ブルーノートやイエローノート、完全対策問題集にそれぞれに補足内容やページ番号を書き込むため、2回目に問題を解くときの効率が上がることです。
1日1問でも解き進めることで、そのとき理解できなくても、やったことが生かされます。
早くやり始めることで効果的に勉強できます。
完全対策問題集を一度やり終えると、
- ブルーノートやイエローノートが自分の覚えるべき参考書になる。
- 完全対策問題集が参考書の該当ページ番号が記された問題集になる。
あとは、隙間時間に枠組みを意識しながら、ブルーノートやイエローノートを読んだり、問題を解きながらブルーノートやイエローノートを活用していくだけで長期記憶を作れるようになります。
最後に
大切なのは、解いた問題をなるべく一度で身につけることです。
解説を読んですぐ次の問題に行ってしまうようだと、忘れやすく効率の悪い勉強になってしまいます。
やったことを無駄にしないように心がけましょう。
最終学年には研究などで、思うより国家試験の勉強に時間を確保しにくいです。
そうならないためにも、早めに過去問に取り組み、本番前には余裕を持っていたいですよね。
少しでも皆さんの合格の手助けになるとうれしいです。
補足ですが、
「ラジエーションハウス」という放射線技師が主人公の漫画を読めばモチベーションが上がります。
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